業績や資産などの状況を数字で理解するためのツールである決算書
決算書が大切であるということがわかっていても
それぞれの書類の役割や分析方法まで
しっかり取り返している事業者はそれほど多くはないのではないでしょうか
決算書は会社の健康状態を表すと言われ、
その重要性は、小規模事業者の皆さんも十分に理解していると思います。
小規模事業者や起業希望者の皆さんは決算書を見ることが大事と言われても・・・
どのようなポイントで見たらよいのか忙しいのに効率的に見る方法がわからない
自分が見ているポイントが正しいのかといった
「わからない」を抱えている方が少なからずいらっしゃると思います
そこで今回はこれさえ分かれば財務の基本ということでいくつかテーマにわけて
決算書の見方やそのポイントなどを解説していきます
まずは決算書(貸借対照表・損益計算書)のつくりと役割についてまとめました
決算書を理解するための第一歩としてまずはそれぞれの書類の役割を抑えましょう
決算書の役割
決算書にはいくつかの役割があります
対外的には税金を計算するあるいは銀行や取引先の信用を得るといったものです
また対内的には会社の経営状態
わかりやすく言えば会社の健康状態を知るという重要な役割があります
会社の健康状態を知るとは
例えば利益が出ているからという理由で取引高
つまり売上高を増やした場合に売掛金の増加による資金不足の危険が同時に生じることがあります
これは体調不良に気付かずに屋外に遊びに出て
余計に具合を悪くそうなもうですね
では皆さんの会社の現在の健康状態はいかがでしょうか
決算書を見ることにより
このような危険を察知して適切な対処を行っていくことが重要なんですね
決算書のつくり
資本金や借入金
会社が持っている資産の状況
1年間の売上
経費の支払いなどについて
決算期に集計整理したものが決算書です
決算書には
貸借対照表
損益計算書
などがあることはご承知のことと思います
貸借対照表の見かた
決算日
例えば個人事業主であれば12月末時点での資産と
負債純資産の状況を示すものです
表の左側に資産
右側に負債と純資産を記入し
左右の合計金額を一致させます
左側の資産の部は
集めたお金を決算時点において何に使っているかを表しています
現金預金をはじめ
売上債権
在庫
棚下ろし資産など
すぐに現金化できる資産をどのくらい持っているのか
また
土地建物のように何面かにわたって使用する固定資産を
どのくらい持っているかを表しています
右側の負債純資産の部は
どのようにお金を集めているのかを表しているんですね