経営計画実行には、PDCAサイクルを的確に回していくことが
ベーシックな戦略となるでしょう。
1、pdcaサイクルの徹底
留意点としては pdcaサイクルを徹底することにあります
失敗事例に多いのは
c と aが抜けているということです
なぜならどれだけ立派な経営計画を作っても
cとa が機能していなければ
経営計画と現実とのずれが大きくなり
絵に描いた餅に陥ってしまうからです
そして冒頭の経営者のような質問が出てくるのです
何度も言いますが、そもそも計画通りに事は進みません
だからこそcと a によって
経営課題を早期発見し軌道修正を図ることが重要なのであり
仮説検証という作業にはcと a が不可欠となるからです
なおcを効率よく行うには kpi が重要となりますので
ものさしとなる指標をしっかりと見定める必要があります
経営計画は会社の将来について考えそれに向けた
取り組みを数値で表すものです
経営戦略と財務的知識を持って策定しましょう
2、環境要因を考慮する
PDCAサイクルには、環境要因が考慮されていないことが多いです。
特に長期でPDCAを回していく場合には、
経済状況の変化や社内組織の変化がPDCAサイクルの進行している最中に
発生することもあるでしょう。
Checkの段階で環境要因による結果の変化についても、
十分に検討する必要があるといえます。
3、従業員と会社の未来を共有することで組織がまとまる
経営計画を作ることで、会社の未来について従業員と共有することができ、
組織がまとまるという効果も期待できます。
経営計画は、経営者一人が心に抱えているだけ、
一部の経営に近い人間だけが把握していても効果を発揮しません。
会社が目指すべき指針が従業員の間で共有されていなければ、
従業員それぞれが別の方向に向かい、
組織がバラバラになってしまう可能性もあります。
しかし、経営計画を作れば、具体的な目標や行動計画を従業員と共有し、
全員がひとつの目標に向かって
一丸となって頑張ることができるでしょう。
今回は経営計画作成のメリット、作成後の留意点について書きました
作成後は作ったままにせずに、日々の業務に活用していきましょう!