あなたは資金繰りについてどうお考えでしょうか?
今回は経営にとっての命綱、資金繰りについて書いていきたいと思います。
なぜ資金計画が大切なのか?
経営者は資金繰りこそが経営者の仕事だと言いますが
確かに資金繰りは経営者の大事な仕事の一つではあります
またそのように考えている経営者は少なくありません
しかし本当にそうでしょうか?
資金繰りをいくら上手に行っても利益は増えません
経営者にとって大切な仕事は資金の計画
調達運用であって資金繰りではありません
その一方で資金の不足は軽視できません
・資金の不足は倒産に直結するからです
・資金繰りを事前に計画的に行うのか
・追い込まれて直前で行うのか
同じような業務でも意味合いが全く異なります
資金計画を立てるメリット
直前の資金繰りから事前の資金計画変更することで時間的心理的な余裕も生まれ
経営者本来の仕事に専念できるようになります
資金繰りが苦しいと感じるようになってからでは十分な手立てがないのが現実です
ギリギリでの資金不足は
割引手形か借入金甲資産の処分でしか対応できないのです
資金計画を行うことによってあらかじめ
・資金不足を確認し
・事前に金融機関から融資を受ける
・売掛金改革品の決済日を変える
など一人を持って資金を調達することこそが経営者の大事な仕事だと言えます
同じ時間をかけるのであれば資金繰りよりも資金計画に時間をかけましょう
時間に余裕があればきっと良い対応策も思い浮かぶはずです
資金繰りがうまくいかない理由
それでは資金繰りがうまくいかない理由はどこにあるのでしょうか?
資金繰りがうまくいかない原因の一つとして事業を
損益だけで見ていないかという点があります
中小企業は儲かっているかどうかと同時に
資金があるかないかがとても重要なのです
損益と資金は車の両輪と同じです
両方がうまく機能してこそ前に進みますが片方だけでは事業は前に進みません
黒字倒産という言葉があります
いくら赤字を出しても資金が続く限り
会社は倒産しませんが反対にいくら利益を出しても
資金がなくなれば会社は潰れるのです
資金は会社存続という面から見れば損益に優先します
それでは資金が不足する原因を大きく3つに分けてその対応を考えてみます
資金が不足する3つの原因
一つ目
売上不足で資金が不足するケース
売上が立たない事業での融資は難しいためまずは当初想定していた売上規模まで
引き上げる必要性があります
二つ目は
売り上げはあるものの
仕入れ諸経費に資金が流出しているケース
売上がある程度あれば利益術の向上や固定費を下げる努力をすることにより
利益を確保に合わせて資金の確保も行います
1と2について言えることですが
資金運用にしても資金繰りにしても上手に行う大前提は利益が出ていることです
事業構造を根本的に見直しましょう
3つ目
売り上げもあり利益も出ているのに資金が不足しているケース
これは資金の源泉である利益が出ているため比較的対応しやすいのです
資金計画を予め行うことにより、資金不足を確認できます。
資金不足は倒産に直結します。
事前に資金計画を行い、正しい資金繰りを行い資金の心配のない経営環境を作っていきましょう!