起業をする時に、事業コンセプトがいかに優れているかが、
今後の9割以上の成否を分けると言っても良いでしょう。
事業コンセプトなしに事業を始めると、
闇雲に進めることになって安定的な運営はできないのはもちろん
収益までの道のりが遠くなってしまうでしょう。
今回は事業コンセプト作りについてまとめました。
市場環境を把握する
まずは国内の市場環境を確認しましょう
高度経済成長期と呼ばれた時代には
年率10%程度拡大していた経済成長率ですが
近年では年率1%程度の上昇率にとどまってしまっています
これをグラフにすると経済規模の推移は s 字カーブを描いていることが分かります
この s 字カーブの傾きが鋭角
つまり急成長している部分を成長期と呼び
カーブの傾きが鈍化つまり低成長にとどまっている部分を成熟期と呼びます
成熟期とは商品やサービスが出回り
急激な市場の成長が見込めない事業者同士の競争が激しくなります
巷にさまざまな商品やサービスが出回った結果
消費者のニーズは多様化し
どこにでもあるような特徴のない商品やサービスは見向きもされなくなります
市場の成熟期においては事業者は競合他社と差別化し
顧客が本当に求める商品やサービスを提供しなければなりません
したがってこういった環境下で生き残る為には
やりたいからできるからといった理由だけで事業を始めるのではなくて
顧客が求めているからという理由を盛り込んだ
事業コンセプトを確立する必要があるのです
顧客に求められているかということは
顧客ニーズを踏まえた事業コンセプトを
確立することだと理解すればいいわけですね