補助金副業支援協会【補助金受け取り説明会】

補助金副業支援協会は補助金受け取り説明会を通して、適切な補助金や助成金の情報を提供していきます

補助金・助成金申請の4つの挫折ポイント

今回は補助金助成金の4つの挫折ポイントについてお話ししていきます。

 

1、収益納付があること

2、事務手続きの手間がかかること

3、精算払いとつなぎ資金が必要になること

4、給付金の仕訳と課税

 

1、収益納付があること

まず収益納付です

 

先ほどから返還しなくてもいいお金ですよーというお話をしていますが

国のお金を使っていながら

直接的に儲けたお金は給付額を限度に返金しなければなりません


小規模事業者持続化補助金の例で説明してみましょう

 

補助金を使って開発した商品を販売した場合や
機械設備を導入した場合
直接収益が生じたと見なし補助金額から収益額が減額されます

 

一方
広報費の場合には
収益との因果関係が不明確として
収益納付の対象外になります


補助金助成金によって対象や計算式は異なりますが・・・

 

補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づき
補助金には収益納付という制度が付いてくるため

あらかじめ
募集要項を確認しておくことが大切です


2、事務手続きの手間がかかること

2つ目
受給のための管理事務手続きの手間があります

 

例えば管理が煩雑な人件費などの経費項目で申請をした場合

完了報告書だけでそれなりのボリュームがあります


書類作成を外注しようとしてもその仕様は補助金の対象外です

受給のための管理事務手続きが必要という事をあらかじめ把握しておきましょう


3、精算払いとつなぎ資金が必要になること

3つ目ですがこれは先ほど述べたように

経費は先払いです

 

給付後払いの精算払いのため、
投資する元手が十分にない場合


補助金交付までの間の事業資金を確保するために
つなぎ融資が必要になったりします


4、給付金の仕訳と課税です

そして、課税の点ですが、
給付された補助金はその他収益金として売り上げに計上します

 

そのため費用の先払いが発生した期と
補助金を受給する期がずれた場合

受給した補助金が売上として法人税対象になります


そのため
投資した期と入金される期が異なると・・・

 

法人税の対象にするのが悔しくて
ついつい必要のない費用に使ってしまうなど金遣いが荒くなることが多くなります

 

また一般的に費用に係る消費税は
補助金の対象外になっていることに注意が必要です

 

この4つの挫折ポイントを前提に、知識として入れておいて、転ばぬ前の杖として備えておくと良いでしょう。